当会の平成19年新年互礼会は1月11日午前、大阪市北区のリーガロイヤルで開かれました。
冒頭、北浦会長は「相変わらずダンピング受注に歯止めがかからない。一方で、国を挙げて『法令遵守』が叫ばれている。その第一義の目的は業者を淘汰することにある。最近ではマスコミも建設業界に注目しており、我々の側も『社会の中に建設業がある』という意識を徹底しなければいけない。
ダンピングの弊害により、良い職人がどんどん辞めている。職人の賃金が下がり続けているためである。いま、業者が減る以上に職人が急減している。最近は大阪でも大規模な工事が着工しているが、それを担うのは地場の職人である。施主や元請けはそのような現場の事情を無視して工期の短縮を図っている。しかし、今のままでは職人不足がさらに深刻化するのは確実だ。なんとか若い人に夢が持てる時代が来るように頑張っていきたい
建設業を社会に受け入れてもらえるような業界にするため、元請け・下請けが一緒になり、自らの足元を見つめて第一歩を踏み出していただきたい」とあいさつ。
来賓の中山泰秀衆議院議員、梶本徳彦大阪府知事、井越将之大阪市助役、淺沼健一大阪建設業協会会長、酒井豊府議会議員が祝辞を述べ、布村昭彦近畿地方整備局長の発声で乾杯して歓談しました。 |