大阪府建団連の創立50周年記念式典と新年互礼会が1月21日、大阪市内のホテルで開かれました。
式典では、まず北浦会長が「当会は昭和38年3月、社団法人として認可を受け、昨年に50周年を迎えた。専門工事業者が初めて自らの意思で大同団結したのがこの団体であり、先人たちの先験的な取り組みに敬意を表したい。
しかしながら、先人達が取り組んできた多くの事柄は未だに解決されたとは言い難い。とりわけ社会保険未加入問題、職人の処遇改善は、なんとしても実現しなければならない課題であり、職人不足が言われる中で、早急に取り組んでいかなければならない。
50年前とは違い、今では我々の声が大臣にまで届くようになった。我々に、職人に日が当たる時代が来たという実感を持っている。
かつて高度成長期に人が足りなくなったが、今のように少子化が進む中で人が足りない方が深刻である。モノづくりは人づくりであり、これからは人を大切にする業界にしなければならない。これからの50年に向けて、勇気と自信を持って第一歩を踏み出していただきたい」とあいさつしました。
次に、太田昭宏国土交通大臣、松井一郎大阪府知事(各代理)、蔦田守弘大阪建設業協会会長から祝辞が述べられたあと、永年役員などの功労者に表彰状を授与しました。
次いで、吉田光市国土交通省大臣官房建設流通政策審議官が講師となり、「建設産業の現況と展望」と題して記念講演を行いました。
式典の終了後は、引き続き、互礼会を開催。NPO法人浪速鳶伝統保存会による「木遣り」が披露され、座を盛り上げたあと、北浦会長、各来賓があいさつし、盛大に祝宴を催しました。 |