大阪府建団連と大阪建設専門業安全協力会連合会の共催による建設業物故者第48回追弔法要が10月29日午後2時から、東本願寺・難波別院(南御堂)でしめやかに営まれました。

 大阪建設専門業安全協力会連合会会長が開会の辞を述べたあと、北浦年一大阪府建団連会長は「本年新たな24柱とともに3283柱の御霊を合祀し、謹んで哀悼の言葉を捧げる。建設業は相変わらず厳しい経営環境にあり、未だ回復の兆しが見えない。我々専門工事業者は経営の厳しさを嘆くばかりではなく、より厳しい環境に置かれている職人の生活の安定と将来のありかたを考えないといけない。次世代に技能を継承していくためにも、今どのようにすれば現状を改善できるかを真剣に考えていく必要がある。行政においても、優秀な職人の評価に取り組まれている。ただ、こうした課題は専門工事業者だけで解決できるものではなく、施主、元請け各社の理解が必要であり、建設業全体の将来のためにも広く訴えていきたい。また、安全対策の強化も必要であり、現場における死亡災害をなんとしても無くさなければならない。今まで以上に安全管理対策の充実強化を図り、労働災害の絶滅をここに改めて決意し、安心して働ける職場環境の実現に努めることを誓うものである」と追弔の言葉を述べました。

 このあと、官公庁、関係団体の各来賓からあいさつがあり、全員で焼香しました。



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