9月2日、「関西職人育成一歩の会」の会合が建団連会館で開かれました。
 建設業の将来を担う優秀な職人を育成することを目的に、大阪府建団連と京都大学との共同研究の一環として、元請け企業と会員企業有志による情報交換を定期的に実施しているもので、今回は古阪秀三京都大学工学研究科教授が講師となり、「1980年代の生産性向上/複合化構工法時代を振り返って、現在の生産性向上の可能性を考える」と題して講演しました。
 古阪教授は、1980年代の第一期の生産性向上活動である「複合化構工法」「PC工法」「タクト工程」などを踏まえ、現在は第二期の生産性向上時代を迎えていることを指摘。職人の高齢化や維持保全市場の拡大、IT化の進展など建設業を取り巻く環境の変化に対応した方法が求められていることを説明しました。
 これを受けて意見交換に移り、生産性向上や社会保険未加入対策、各団体の現状などについて活発に議論しました。


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