当会は平成15年11月14日、古阪秀三・京都大助教授(CM方式に対応した施工体制のあり方研究会座長)、花岡信一・国交省近畿地方整備局技術調整管理官を講師に招き、大阪市内のホテルで研修会を開催しました。
 古阪氏は「これからの専門工事業のゆくえ」、花岡氏は「建設行政の現状と課題」のテーマでそれぞれ講演。その中で古阪氏は、「必要以上のコスト競争により、技能の衰退が起こっている」と指摘しました。
 職人の賃金低下によって、若い技能者が離職している現状を説明し、このままでは優れた技能が継承されず、それが建築物の瑕疵(かし)にもつながることを強調。建団連としては▽意見をいうこと▽提案をすること▽技能を磨くこと▽情報を集めること▽恥をかく覚悟をすること▽極力情報を公開すること▽聞く耳をもつこと――が必要であることを挙げました。


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