社団法人建設産業専門団体連合会(山崎善弘会長、略称・建専連)主催による「建設専門業の経営革新支援研修」が3月4日、KKRホテルオーサカ大阪で開かれました。
研修会に先立って、山崎会長は「建設産業はピーク時から30兆円も市場が縮小した。さらに来年度からは年率3%、5年間で15%の公共投資が削減される。環境が厳しくなる中で、いかに健全な体力を保持するか、新しい方向づくりをしていく必要がある。今までの延長線上に将来はない。従来の経営資源を活用して、新しい分野を切り開かねばならない」とあいさつ。
北浦年一建専連近畿地区連合会会長(大阪府建団連会長)は「競争は進歩を伴うものだが、今は競争ではなく『天秤』があるだけで、なんら進歩もない。われわれには伝統的な良い技能を若い人に伝える義務がある。不良・不適格業者の排除は行政と業界が一体で進めるべきで、われわれが一つに結束して提言していくことが大切だ」と述べました。
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