当会の第41回総会は平成15年5月29日、建団連会館で開催しました。 議事では、14年度事業報告・同決算報告、15年度事業計画案・同予算案、役員の補欠選出に関する案件を原案通り可決承認しました。
 建設産業は苦境が続いており、ここ1年ぐらいが大きな山場になると思う。良い企業が残り、不良業者が淘汰されれば良いが、現実は逆であり、特に近畿はそういう傾向が強い。このほど39団体が1つにまとまり、建専連が設立した。会社が淘汰されるとともに組織も淘汰される時代になった。われわれも1つにまとまり、大同団結して行動し、意見を提案することが建設産業を変える大きな力になると思う。皆さんも現場で不満、疑問が多々あると思うが、へこたれずに1つの目的に向かっていきたい。
 最近、公共工事のダンピングが横行しており、われわれも苦労している。安ければ良いというものではなく、安ければ必ずどこかで品質が落ちる。その原因として下請けへのしわ寄せが必ず来る。せめて公共工事だけでもダンピングを減らして、適正な価格で請けていただくよう望んでいる。低価格入札には、下請けを含めて調査を強化していく方針である。建設工事はピーク時から3割以上減っており、今後どこまで減るか分からない状況にある。しかし、決してゼロになるわけではない。このたび建専連が設立され、また近畿建専連が発足された。近畿ブロックの立ち上げには、北浦会長をはじめ、皆さんが力を合わせられたとうかがっているが、その心を忘れずに、小異を捨てて大同につき、助け合っていただききたい。


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