当会の第46回通常総会は20年5月28日、建団連会館会議室で開かれました。
議事に先立って、北浦会長は「建設業界はいま未曾有の危機を迎えている。職人が不足していても工事単価は上がらない。物価だけが上がり、ますます経営環境が悪化している。ダンピングを止めるには、仕事の量より質を追求し、採算の合わない工事は請けないなど、我々が自覚をもって行動する必要がある。関西建設技能者会はすでに約1000人が登録しているが、さらに登録会員を増やし、業界改革への力にしたい」とあいさつしました。
議事では▽平成19年度事業報告▽同決算報告▽平成20年度事業計画▽同収支予算▽理事・監事選出―の各議案を可決承認しました。
任期満了による役員改選の結果は、北浦年一会長(北梅組)が再選されました。また、副会長に阿食更一郎(亀井組)、北口由治(北口工務店)、山本正憲(山本組)、田村春雄(田村工業)、石渡敏一(石渡康三郎塗装店)、大谷善三郎(大谷板金工作所)、北平省三(北平組)の各氏が選ばれました。
20年度事業計画では、昨年度に発足しました関西建設技能者会への指導・支援や、技能者会入会資格取得のための職人学校の運営などに力を入れるほか、大阪府と関係5団体で構成される「大阪府建設産業振興策研究会」における取り組みや、建設産業専門団体近畿地区連合会(近畿建専連)が実施する諸事業にも積極的に参加していきます。 |