あいさつする北浦会長
 大阪府建団連の第48回通常総会は5月28日、建団連会館で開かれました。
 冒頭、北浦年一会長は「今の建設業界は大きな転換期に来ている。目の前のことではなく、共通の課題や根本的な問題に取り組まないといけない。皆がまとまり、提言していけば大きな力となる。ダンピングを止めるには、発注者や元請が『職人を持たない会社には発注しない』『現場には良い職人を寄こすよう求める』ということを徹底してほしい。皆さんも身を切る覚悟で変革し、勇気を出して一歩を踏み出していただきたい。見方を変えれば、本物が残るチャンスであり、若い人が希望を持って働ける建設業界にしてほしい」とあいさつ。
 議事では平成21年度事業報告・決算、22年度事業計画・予算などを承認しました。事業計画では関西建設技能者会の指導・支援、職人学校などの講座開催、近畿建専連事業への参加などを推進します。任期満了による役員改選の結果は、北浦会長が再選されました 。

平成22年度事業計画


概 要

 リーマンショック後の世界的な景気後退から、中国をはじめとするアジアの景気が比較的好調に推移するなど、世界的には景気低迷から脱しつつありましたが、ここにきてギリシャの財政危機による影響が懸念されるなど、今後の景気動向は不透明さをましております。
 日本経済は、持ち直しを続けているとの日銀の判断がある一方、国内の生産活動や雇用情勢の改善が一向に進んでおらず、政策的にもより有効な景気対策が打てていない状況にあり、経済情勢の厳しさに変化はみられません。
 建設業については、民間の設備投資が進まない中、新政権における吏なる公共投資の削減など、建設投資額は大幅な減少となっており、経営環境はより厳しいものとなっておりますが、特に専門工事業については、過剰供給構造による価格競争を起因とした元請の低価格受注等により、元下関係の単価改善が一向に見られないばかりか、景気低迷による受注機会の更なる減少等により、企業としての存立すら危ぶまれております。
 社会経済全体が大きな変革期にあり、我々専門工事業界においても発想の転換を図り一歩前に踏み出さなければ生き残ることができないと思われます。このようななか、当大阪府建団連としては、専門工事業の課題に対し、取り組める種々の方策について、あらゆる可能性を探るとともに、会員組合に対し必要な情報を適宜提供してまいります。
 また、国土交通省、厚生労働省、大阪府等行政の指導のもと関係諸団体とも連携しながら、建設産業の健全な発展につながる諸事業を実施するとともに、行政に対し、会員組合が抱える諸問題について積極的に提言してまいります。
 なお、建設工事における施工管理上で重要な事項が専門工事業の能力に大きく依存しているなか、技能労働者の確保、技術の継承のための取り組みがますます重要になってきております。そのためにも、関西建設技能者会への指導、支援や、職人学校において技能者会入会資格取得のための講座開催、及び技能・技術研修の実施等、技能・技術の継承にも一層力を注いでまいります。
 その他、「建設産業専門団体近畿地区連合会:近畿建専連」が実施する諸事業等にも積極的に参加していくなど当会の目的達成のため、次の諸事業に取り組んでまいります。


1. 組織の拡充強化と活性化
2. 関係官庁との連絡と協力及び総合工事業と関連業界諸団体との対話の強化
3. 適正価格による受注の確保
4. 建設専門工事業者の公的評価制度の確立の促進
5. 若年労働者の人職促進と定着化の推進並びに技能労働者の育成
6. 関西建設技能者会への支援並びに職人学校の運営
7. 労働災害の防止対策並びに安全作業の推進と指導の強化
8. 会員並びに労働者の福利厚生の充実促進及び大阪府建団連共済会への加入促進
9. 叙位、叙勲、褒章並びに各種表彰の被表彰功労者の推薦
10. 各種講演会並びに研修会等の開催
11. 建設業物故者第48回追弔法要の執行
(平成22年10月29日(金)於南御堂)
12. 平成23年新年互礼会の開催
(平成23年1月11日(火)於リーガロイヤルホテル
13. 法律に関する相談・指導
14. 建設産業専門団体近畿地区連合会「近畿建専連」事業への参加
15. 「建設業法」及び「公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律」等の遵守と適正な運用
16. 「建設労働者の雇用の改善等に関する法律」の周知徹底と雇用改善の推進
17. 業界からの暴力追放
18. 地球環境の保全と建設産業廃棄物の適正処理の推進
19. ゼネコン倒産連鎖防止対策の推進


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