たたき(三和土)は、土に石灰やにがりなどを混ぜて練ったものをたたき固めて仕上げる、日本の伝統的な土間工法です。3種類の材料を混ぜるところから、当て字で三和土と書かれるようになったようです。使用する土は、花崗岩などが風化してできた土が適し、京都・深草の「深草土」などが有名です。

 このほど(社)大阪府建団連が開発した土系舗装材は、この「たたき」の技術を応用し、屋外の路面にも使用できる耐候性を備えたもので、次のような特色があります。

土の質感、風合いを生かした舗装が可能です。
余剰材(産業廃棄物)を再利用するため環境にやさしい工法です。
ヒートアイランド対策に役立ちます。
美観にすぐれ、歩道のほか建物のエントランス、
 外構などに幅広く利用できます。